押す位置は下の絵のとおりです。
胸の中央、乳首と乳首をむすんだ線から少し足側の部分です。

約１才以上8歳未満の場合は、両手又は片手で胸の厚さのおおよそ３分の１十分に沈み込む程度に、強く、早く、絶え間なく１分間に１００回の速いテンポで圧迫します。

乳児の場合は、中指と薬指の２本で胸の厚さのおおよそ３分の１くぼむまで、１分間に１００回のテンポで絶え間なく圧迫します。

乳児、小児の場合も成人と同様、胸骨圧迫を３０回と人工呼吸を２回を救急車が到着するまでくりかえし行ってください。

乳児の場合は、すねのあたりを支え、足の裏をたたきながら耳元で声をかけます。

一般に乳児とは約１２ヶ月までをいいます。
小児は約１歳以上約８歳未満をいいます。

協力者がいない場合は、１１９番通報をする前に、
　　２分間心肺蘇生法（③以降）を実施します。

意識がない場合は、協力者を求め、１１９番通報をしてもらいます。

②１１９番通報・協力者を求める

小児の場合は、頭側の手で鼻をつまみ軽く胸が
膨らむ程度に吹き込みます。
（１秒かけて吹き込んでください。）

乳児の場合は、口と鼻を一緒におおい胸が
軽く膨らむ程度に吹き込みます。
（１秒かけて吹き込んでください。）

※もし口と鼻を同時に覆えないときは、口をふさいで、鼻から息を吹き込みます。

呼吸をしていなければ、まず２回息を吹き込みます。

④人工呼吸

目・・・胸、腹が動いているかどうか

耳・・・呼吸音が聞こえるかどうか

頬・・・息が感じられるかどうか

空気の通り道を確保するために、額を支えている手で頭を軽く後方に傾けながら、
足側の手の人差し指と中指で下あごを引き上げます。
次に胸を目でしっかり見ながら頬を鼻と口に近づけ、呼吸の音と息を感じます。(10秒以内）

③気道の確保・呼吸観察

　かわいい子供の命を救う事ができるのは、
近くにいるあなたの勇気と最低限の知識です。