ビタミン

 牛乳に含まれるおもなビタミンは、AとB2です。 ビタミンAは、200ミリリットル中に約0.06ミリグラム含まれます。Aには二つの形があり、一つはレチノール。これは子どもの成長を促し、目を健康にするのに必要です。もう一つはベータカロチン。これは組織の損傷を保護するのを助ける特性をもっています。鼻や喉の粘膜を守ってくれます。 ビタミンB2は、200ミリリットル中に約0.30ミリグラム含まれています。栄養分の代謝を高め、食欲をわかせて成長促進作用に大切な役割を果たしています。 その他にも牛乳に含まれているビタミンDは、骨や歯を強くするためにカルシウムやリンと結合した状態で使われたり、腸でカルシウムを吸収するときにも使われます。 また、ビタミンB1は、疲労回復に効果を発揮しますし、ビタミンEは老化の原因と思われる過酸化脂質を防ぐ働きがあるので、老化防止ビタミンとして注目を集めています。 1杯の牛乳にはこれだけの命を支える栄養が入っているのですから、驚いてしまいますね。牛乳は、子どもたちには丈夫な骨や歯を、大人には肌に潤いを与え、腸を活発にし、慢性の疲労やイライラを防いで安らかな眠りをもたらしてくれます。

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