塘路・茅沼エリア
標茶町博物館〜ニタイ・ト〜
標茶町の自然と歴史を学べる博物館
2018年7月1日(日)に新たにオープンした博物館です。アイヌ語で「ニタイ」は森を、「ト」は湖を意味し、森と湖に囲まれた塘路ならではの名称が付いています。展示室は全部で6つあり、標茶町の昆虫研究家・飯島一雄氏が寄贈した昆虫標本の展示、縄文時代から近代までの標茶町の歴史や、アイヌ文化に関する資料、まちの周囲に棲息する動植物のジオラマなどを展示しております。
☆住所/ 川上郡標茶町字塘路1-12
(塘路駅から徒歩15分)
☆開館時間/9時30分~16時30分
☆休館日/月曜(祝日の場合は営業、翌火曜休)、7月1日~8月31日は無休、年末年始(12/30~1/5)
☆入館料/高校生以上220円(高校生以下、70歳以上、障がいのある人は無料)
☆問い合わせ先/TEL015-487-2332
旧塘路駅逓所
標茶町に残る唯一の駅逓
標茶町博物館の右横に塘路駅逓が復元保存されています。旧塘路駅逓はかつて塘路湖畔漁業番屋、越善啓作宅だったもので、標茶町内にあった14駅逓のうち唯一現存する建築物であり標茶町指定有形文化財に指定させています。2023年1月に内部を駅逓所(旅館)として使われた状態へ改修復元工事を行いました。
☆住所/ 川上郡標茶町字塘路1-12
(塘路駅から徒歩15分)
☆休館日/11月〜6月(夏期のみ公開)
☆問い合わせ先/標茶町博物館ニタイ・ト
TEL015-487-2332
シラルトロ自然情報館
シラルトロ湖の生態系について学ぶことができる施設
シラルトロ湖のキャンプ場内にある無人の展示施設です。樹脂で封入した動植物の立体標本などをもちいてで、釧路湿原やシラルトロ湖の生態系を紹介しています。
シラルトロ湖畔や蝶の森を散策した後は、観察した動植物などを展示物でもう一度、確認してみましょう。
☆住所/川上郡標茶町字コッタロ原野
☆開館時間/5月~10月:9時00分~17時00分
(10月1日〜10月31日は16:00まで)
☆入館料/無料
☆問い合わせ先/TEL015-485-2111(標茶町役場観光商工課観光振興係)
JR塘路駅
釧路湿原を間近に感じる駅
塘路駅は標茶町塘路地区にある無人駅です。釧路-塘路間で運行される臨時列車「くしろ湿原ノロッコ号」の終着駅で、ノロッコ号の停車時間中は大勢の観光客で賑わいます。駅舎のなかには喫茶&カフェコーナー「ノロッコ&8001」が設けられています。
☆住所/川上郡標茶町字塘路4番地の11
JR茅沼駅
丹頂に出会える駅
茅沼駅では、昭和39年の水害によって餌場を失ったタンチョウに代々の駅長が餌付けをして成功したのがきっかけで、以降、毎年タンチョウが飛来するようになりました。冬には「SL冬の湿原号」とともにいる丹頂を眺める事ができます。
☆住所/川上郡標茶町コッタロ原野北17線35の2
シラルトロ湖
白鳥などが訪れる水鳥の楽園
周囲9.8km・面積1.8k㎡・最大深度3m。
海跡湖であると言われており、湿原の創世紀とも言われる姿を未だに残しています。シラルトロ湖に架かる「冷泉橋」付近は真冬でも湖水が凍ることが無く、白鳥やオオワシなどが集まります。冬には、わかさぎ釣りも楽しめます。
塘路湖
釧路湿原国立公園内最大の湖
周囲18km、面積6.3㎡の大きさは釧路湿原最大。
冬は御神渡りが見られ、一面に張った氷上で行うワカサギ釣りが人気を呼んでおり、氷上に立つカラフルなテントや氷に開けられた穴が、冬の風物詩となっています。
夏は一変、釧路川へのカヌーツーリングの出発点となります。
シラルトロ歩道(蝶の森)
自然を満喫できる穴場の散策路
シラルトロキャンプ場近くにあり、時期になると蝶の観察ができる森。一周できる遊歩道が整備されていて、途中シラルトロ湖を眺望できる「蝶の森展望台」があります。蝶の森では、その名のとおり様々な種類の蝶と野鳥を観察することができます。
※現在、蝶の森展望台から展望広場や野鳥観察施設へ向かうシラルトロ歩道は、木道破損により通行禁止となっております。
☆住所/川上郡標茶町コッタロ原野127-10
サルボ展望台
塘路駅から一番近い展望スポット
国道391号線沿いにある看板と駐車場が目印。展望台にあがると、360度のパノラマで塘路湖や湿原を一望することができるビューポイントです。道中にはチャシ跡(アイヌ民族が儀式や見張りなどを行うために築いた場所)があり、ミズナラ、ハルニレの間を抜けて進んでいく。夏は湖の青と湿原の緑のコントラストが絶妙です。
☆住所/川上郡標茶町塘路 (塘路駅から徒歩で30分)